イベント主催者が「中止を決断する基準」について

台風12号(ジョンダリ)が日本列島に接近しています。

通常の台風は南西(沖縄方向)から日本列島に近づきますが、

ジョンダリは東から西へ進むという異例の台風です。

最近の気象は、「異常」「想定外」が多く感じます。

7月西日本豪雨の後は、7月とは思えない猛暑。

そして今回の台風12号の進路・・・

異例な進路の台風の影響で、この週末は各地のイベントが「中止」になっています。

当初進路予想から関東方面は逸れたようですが台風による雨で花火大会も延期や中止が多いとか。

広島県でも今夜開催予定だった「2018広島みなと夢花火大会~花火ミュージアム~」の中止が発表されました。

僕も明日(29日)被災地域でイベントを行う予定でしたが、昨日「中止」を決定しました。

今回は、イベント中止に関する思いを綴ります。

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29日開催するつもりだったイベント

この問題、分かりますか?(笑)

今週末(7月29日)のイベントで謎解きダンジョンとして使おうと思っていた問題の1つです。

幼児と小学生が一緒に遊ぶ感じなので、問題のレベルをどの辺りにするか調整が難しい。

簡単な問題では、しりとり程度で解けるものも作っていました。

26日まで、「中止」になるとは夢にも思わず、色々と準備を進めていました。

7月6日から降り続けた豪雨により、西日本各地では多くの被害が出ました。

広島県でも各地土砂や河川の氾濫で、日常を取り戻せていない地域も多い。

そのまま夏休みに入った小中学校も多い。

今回、開催を予定していたイベントは、安芸区や安芸郡などの被災地域の子ども達を対象に

少しでも何も考えず楽しめるようにと企画を進めていました。

『→西日本豪雨災害直後に「子ども達の笑顔のため楽しもう!」と発言した想いと覚悟。ダンボール迷路で子どもの心のケア』で綴ったように、

豪雨災害が起こってすぐに「楽しもう!」と発言することには勇気も必要でした。

それでも、多くの賛同の声を頂き、

Facebookのイベントページでもいつもの企画より多くのシェアをいただきました。

ボランティアスタッフとして手伝えることがないかという声も多くて本当に嬉しかったです。

パパフレンド協会では、親子で遊べるコンテンツとしてダンボール迷路があるため、

これを中心に子どもの遊び場を用意する予定でした。

パパが教えるドラムコーナーや、手作りの釣りコーナー。

少し息抜きでバッティングセンターに行った時に子ども達が射的に夢中になっていたので、

お菓子を撃ち落とす射的もやろうかな~

と、内容や配置などを決めていました。

ダンボール迷路では、謎解きダンジョンの滞在時間を長くするために、

大人も一緒に考えられるような問題も作ってみたりしていたんです。

この問題を作ったのは26日の午後・・・

この時は、本当にまだ全然頭の中に「中止」という文字はありませんでした。

イベント中止の判断の難しさ

この2週間は会場探しから内容の調整までかなり動き回っている日々でした。

頭の中がその企画でいっぱいになると、「止めることの判断」ってなかなか難しいですよね。

今回は室内遊びなので通常の雨予報だったら行っていたかもしれませんが、

豪雨災害後、初めてまとまった雨が降るタイミングで、さらに台風によるもの。

台風発生直後は、関東から近畿方面を日本海に抜ける進路予想だったので、

楽観視していましたが、刻々と予報円が左に曲がり・・・

現在は広島県にも直撃するルートに。

今回の台風は進路予報が難しいという気象予報士の話しから、

もしかしたらさらに進路が変わるかもしれない・・・

そう淡い期待を昨日の朝は持ちつつ、9割無理かなと思いつつ、最終判断を決めかねていました。

主催者が考えるべきは「安全第一」

「やるリスク」と「やらないリスク」

どちらを取るかは、イベントの規模によっても悩ましいところですよね。

もしかしたら台風の進路が変更して、晴れるかもしれません。

特に広島県はここ数年、台風が来ると言いながら「結局それて晴れたね」ということが多いように感じます。

今回のイベントでは、やらないことで金額的な損失は会場費や一部備品代くらいです。

被災地域の状況を考えると「やるリスク」の方が圧倒的に高い。

それでも、なかなか最後の判断は難しく感じました。

「子ども達が楽しみにしてくれている」

「協力してくれる有志といっしょに開催したい」

でも、やはり一番は安全ですよね。

遊びに来てくれる子ども達、協力してくれるスタッフが危険にあっては本末転倒。

結局、昨日午後になっても進路がほとんど変わらなかったので、中止を決断しました。

・被災地域周辺の地盤状況、排水状況から台風による雨が危険であること。
・気象庁台風経路図からイベント開催時刻に広島県通過が予想されること(27日14:00現在)。
・会場から海が近く台風通過予想時刻と満潮時刻(10:20頃)が重なること。
・会場のひまわりプラザが避難場所として開設される可能性が極めて高いこと。

以上のことから、来場者、スタッフ共に危険な移動を避けるべきと判断し中止と致します。

ほんとうに、残念です。

ただ、今回の西日本豪雨の支援は、継続性を意識しています。

夏休みに前半のタイミングで行いたかったという想いもありますが、7月29日に拘るべきではなく、日を改めて開催すればいい。

「→パパフレンド協会が行う「子ども達の笑顔を守る」長期的な豪雨災害支援について

正直、今はまだ次を「いつ」ということまで考えられていません。

いったん気持ちのリセットが必要ですね。

まとめ

今回の台風では、何より被災地域への影響が本当に心配です。

中止を決めてから1日経ちましたが、進路予報が昨日とあまり変わっていません。

被害の大きかった岡山県や広島県を通過しそうです。

梅雨前線による豪雨と違い、台風は予測が出来ます。

早めの対策・避難が可能なので、これから明日にかけて十分な警戒態勢で家族の安全をまもらないとですね。

台風進路予想には、気象庁のホームページの他に、こちら(米軍の台風情報サイト)もとても参考になりました。



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