室内遊び場

【開設の秘話!】男性目線の『子育てオープンスペース「ふらっと」』(広島市安佐南区)パパも入りやすい交流の場を目指したい!

子育てで、孤独感を感じたこと無いですか?

「そういえば、今日一日だれとも話していない・・・」

我が子と一緒に居られる幸せを感じながら、ふとした瞬間に、社会から隔離されたような感覚に襲われる。

 

どうも!ご無沙汰しています。

主夫パパYoshi(@BentoSamurai)です。

ここのところキャラ弁を伝える『弁当侍のホームページ』を充実させていて、こちらのブログ更新が出来ていませんでした。

(ブログの方向性で悩んでいたりもしました。)

 

最近はお出かけ情報が中心でしたが、子育て論についてもしっかり発信して行こうと思い、久しぶりの更新になりました。

 

今回は、子育てに不安や孤独を感じた時に利用したい「オープンスペース」についてご紹介します。

明日(2018年7月4日)広島市安佐南区に新たに常設型オープンスペース「ふらっと」が誕生します。

僕自身が、開設から運営まで色々と関わっているので、

施設内の雰囲気や、オープンスペースに対する僕の想い、考えなどをお伝えしたいと思います。

常設オープンスペースって?

「そういえば、今日一日だれとも話していない」

乳幼児期のお母さんは1度は感じたことがあると思うこの感覚。

僕も専業主夫として子育てをしている中で、同じような感覚に何度も襲われました。

そんな時に強い味方になってくれたのが地域にある常設型オープンスペースです。

 

常設型オープンスペースは、乳幼児期の親子が気軽に遊びに行ける場です。

広島市のホームページでは、

常設オープンスペースとは、
子育て家庭の親とその子ども(おおむね3歳未満の乳幼児及び保護者)がいつでも気軽に集い、相互交流を図るとともに、子育てについての相談などが受けられる場所です。

このように気軽に集い、相談できると書かれています。

 

ここで初めに僕から1つだけお伝えしておきたいことは、

利用しなくてもよい」ということです。

 

交流を楽しいと感じる方もいれば、疲れる・大変・しんどいと感じる方もいます。

子育てに孤独を感じたから、必ず行かないといけないというわけでは無いので、負担なく読んでください。

これまで講座などでママ達と話してきた中でも、何となく苦手でオープンスペースを利用していないというママの声も聞いたことがあります。

知り合いが運営している「polyphony space “on.off”」のように交流メインと考えない子育て支援のスペースも存在します。

 

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僕の場合は、このオープンスペースという場が、子育ての視野を広げてくれて、とても強い味方になってくれました。

長男が1歳になる前から通い続け、当時は広島県では一番多くオープンスペースという場を利用している男性だっただろうと自負しています(笑)

半分趣味のようになり、広島県内ほぼすべてのオープンスペースを当時息子と制覇して、男性にとっての使用感を見定めていました。

 

そう、「男性にとっての使用感」です!

オープンスペースは今も昔も男性にとっては、ウェイなんです。

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ママ達が中心の場に男性がポツンと入るあの感覚・・・

とっても居心地悪いですよ、正直。

ママ達がどうこうではなく、視線が痛く突き刺さる感じがするんですよね。

 

 

今回、広島市の新しい公募型オープンスペースの開設に携わり、一番意識したのは「男性でも入りやすいこと」です。

僕は広島市のオープンスペースは男性が使いにくいと感じています。

廿日市市のあいプラザや、呉市のくれくれば・ひろひろば等のように施設を作る段階から設計されたオープンスペースは居心地が良いですが、広島市(福祉センター内のオープンスペース)は、ほぼ後付けで会議室などの1室を作り替えている場合が多いんです。

その為、授乳スペースがカーテンだったりと、なかなか男性が利用するにはハードルが高い。

 

公募型オープンスペースの場合は、マンションの一室というケースが多く、過去あれだけオープンスペースに通っていた僕でもプライベートでは入ったことがありません(汗)

広島市常設オープンスペースについて

・中区 つどいの広場「げんキッズ」
・東区 ぽっぽひがし
・南区 キッズひろば みなみ
・西区 にしくニコニコひろば
・安佐南区 オアシスあさみなみ
・安佐北区 スマイルあさきた
・安芸区 あおぞら安芸っ子
・佐伯区 おやこっこさえき

各区に1つあるメインのオープンスペースです。

福祉センターや区役所にあります。

一番パパでも入りやすいと感じたのは、「げんキッズ」ですね。

健康科学館の中にあるので、建物に入るハードルがとても低くて良いです。

 

・中区 子育てオープンスペース つばさ
・東区 オープンスペース光明 わくわくランド
・南区 あいあいキッズイオン宇品店
・南区 こどもケアセンター いーぐる
・西区 子育てひろば ころろ
・安佐南区 ひろばKUSU-KUSU祇園
・安佐南区 ひろばKUSU-KUSU佐東
・安佐北区 すずらんひろば高陽
・佐伯区 あひるClub

こちらは、民間の団体が運営するオープンスペースです。

NPO法人や大学、企業などが広島市の公募に申込み運営をしています。

 

今回新たに出来るオープンスペースは、この公募型オープンスペースです。

安佐南区では3つめの公募型オープンスペース、子育て世代の多い区だからですね。

男性を呼びたい!子育てオープンスペース「ふらっと」

運営はNPO法人ひろしまNPOセンターです。

NPOセンターは中区つばさも運営しているので、ノウハウやスタッフの人員はかなり充実しています。

僕が運営しているパパフレンド協会は男性の視点という面から、協力していきます。

 

僕は広島市の男女共同参画審議会委員という、一般的にはあまり聞きなれていない(?)委員をしているのですが、その場でもいつも男性(父親)の視点で色々と意見を出しています。

主夫業から感じた男性目線の子育ては、これから男性女性関係なく育児を行う社会にとっては重要なことなんです。

なぜなら・・・

オープンスペースで男性がまだまだアウェイ感を感じてしまうから。

 

ということで、オープンスペースふらっとは、男性目線をかなり重視して物件を選ばせてもらいました。

子育てオープンスペース「ふらっと」の施設内紹介

住所:広島市安佐南区東野二丁目7-11
開設日時:月~金 10:00~16:00
※毎月1度スタッフミーティングのため月曜午前が臨時休業になる場合あり。
利用料:1家族1日100円(年会費として初回別途100円(4月更新))
お問い合わせ:ふらっと (TEL:082-554-1539)
※男性が出たら僕です(笑)

 

東野・東原・西原のエリアはアストラムライン沿いということもあり、安佐南区の中でも子育て世代の多い地域となっています。

特に東野付近は転勤族が多く、地域の情報が得ずらいということもあり、この地にしました。

※案内の横断幕のヨレヨレ具合はご容赦を(笑)ロープを買うまでの仮止めです。

物件を選ぶ際の一番の条件は、戸建てということでした。

これまでの広島市公募型オープンスペースの中では、初めての戸建てオープンスペースになります。

地域的に、マンションやアパートが多いので、ほんとうに探すのに苦労しました。

でも、絶対にこの条件は外せなかった!

理由は・・・

トイレです。

「施設内にトイレが2つあること」

これが僕の1番目の条件です。

パパサークルメンバーにも色々とヒヤリングをしたのですが、

「自分が使う時に気になるというより、ママ達が気にしそう」

という意見も多くありました。

「子育てオープンスペースふらっと」では、1階が女性用、2階が男性用トイレにしています。

続いてきになるのは、やはり授乳室です。

これは、男性側、女性側、どちらの方が気にしているんでしょうかね。

女性側はあまり気にしない?

そもそも、オープンスペース利用時に男性利用者に遭遇したことがない?

 

僕がオープンスペースを利用していた頃に、ママ達の話の輪から抜けるタイミングがない(抜けたくない)からか、その場で授乳ケープで授乳している人がいました。

何かのニュースで見たことがありますが、「授乳は赤ちゃんの食事なので、どこであげても良い」ということが世界的な流れなのかもしれません。

それでも、やはり授乳スペースがあるなら、授乳スペースで授乳して欲しい・・・

僕はそう思っていました。

 

そして、会議室などに後から作られたオープンスペースは、授乳スペースがカーテンだけということも多くあります。

あれも、正直男性の立場からすると居心地が良いものではありませんでした。

「子育てオープンスペースふらっと」では、個室です。

兄弟で来られている時など、幼児連れでも良いので、個室でお願いします。

実はこの個室、もう1段階意識しています。

ドアを開けてもカーテンがあります。

勝手な拘りかもしれませんが、男性利用を考えるとここまでしっかりしておきたいんです。

続いて男性として気になる点は、オムツ交換の場所。

なかなか物件内の限られた中で確保をどうするか難しいところですが、集い遊ぶスペースからは見にくい場にしました。

理由は、女の子のオムツ替え時に、男性が見える位置にいないようにするため。

こういう1つ1つをしっかり意識することが男性でも入りやすいオープンスペースになる1歩目だと考えています。

 

ここからは、男性女性関係なく、親目線で施設を紹介していきます。

食事をする部屋は遊ぶ部屋と分けました。

子どもって他の子が食べていたら欲しがったりするんですよね・・・

でも、親としては食べさせる時間帯を決めていたりする。

出来るだけ遊んでいる子からは見えないところで食べてもらうようにします。

主に遊んでもらうのは1階(リビング)のスペースになりますが、様々な情報を掲示しています。

お父さんが利用しようと思う動機に「普段、家には無いおもちゃがあれば子どものために行くかも」というものもありました。

「KAPLA(カプラ)」や木の玩具をたくさん用意しています。

でっかい塔を親子で作ってください(笑)

1階のスペースに大きい子が多い時など、赤ちゃん連れはハラハラしますよね・・・

2階の奥には0歳児専用の部屋を用意しています。

基本は1階で遊んでもらえればですが、コロンコロンさせて遊ばせたい時は和室で思う存分、寝返りやハイハイをさせてあげてください。

 

その他、相談室などもあります。

安全面としては、各所にベビーゲートを設置。

物件の決め手の1つとして、リビング階段という点も拘りました。

1階2階を使うオープンスペースなので、廊下に階段があると、かなり隔離感というか離れている感が出てしまうんですよね。

2層に分かれていますが、リビングに居ても2階の人の気配を感じられる距離感が良い具合です。

きっとお父さんが初めて入る時も、ワンフロアよりちょっとした距離感が欲しいはず(笑)

リビング階段用のベビーゲートにかなり頭を悩ませました。

子育て経験のある親目線で考えていきますよ!

 

主に周辺地域の方(中学校区単位)を中心に設置しているため、自転車やベビーカーの方が多いと思います。

駐輪場やベビーカー置き場もしっかり確保。

駐車場も2台分あるので、車で来られた際はご案内します。

さいごに

最後にスタッフについて。

「子育てオープンスペースふらっと」の常勤スタッフさん。

子育て経験のあるママ達なので、色々と相談に乗ってもらえると思います。

即席で季節のイベントの飾りつけていて、すごい!

これから季節ごとに色んな催しを行っていきます。

 

男性が入りやすいオープンスペースについて、パパサークルメンバーに聞いたところ「男性スタッフが居る」という声もあがりました。

ということで、僕も毎日ではないですが、オープンスペースにいます。

男性目線もですが、主夫としてママ寄りの立場でもお話出来るので、何でも気軽に聞きにきてくださいね(笑)

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