こんにちは。主夫パパYoshi(@BentoSamurai)です。
子どもって夜になると急に熱を出すことありますよね。
しかも、大切な用事と重なるタイミングが多い気がする(汗)
特に秋から冬は、インフルエンザや嘔吐下痢など色々なウイルスが蔓延する季節。
保育園や小学校など集団生活の中にいると、なかなか防ぎようがありません。
共働き世帯が増えてきて、子どもの発熱時には夫婦どちらが対応するか?など、予め夫婦のスケジュール管理が大切ですね。
昼であれば、すぐに小児科などに連れて行くことができますが、
夜間に子どもの様子がおかしい、怪我をした、熱がある、体調が急変した時は、親はとても心配になります。
そんな時に心強いサービスがあるのをご存知でしょうか?
#8000(小児救急電話相談事業)
パパママの安心に繋がる電話番号です。覚えておいてくださいね♪
今回は、小児救急電話相談事業に委員として携わってきた僕が、
親目線で、#8000のサービスについて、また電話をかけるとどうなるのかお伝えします。
#8000(小児救急電話相談事業)とは?
#8000は、病院が開いていない夜間、子どもの体調が悪くなった際に、
電話で相談員に相談ができるサービスです。
47都道府県全てで行われており、どこの県でも#8000にかけるとその地域のオペレーションと繋がり、緊急病院など教えてもらえます。
旅行中に子どもの体調がすぐれない・・・そんな時も#8000を覚えていると安心です。
※一部地域では一般ダイヤル回線となっています。
どんな時にかけるものなの?
明らかに危険を感じた時は、迷わず119番通報してください。
#8000(小児救急電話相談事業)は、
「今すぐ受診に連れて行くべきか」
「明日まで待って行こうか」
判断に迷う際に相談できるものです。
自分自身の風邪とは違い、子どもの体調不良は親にとって、とても不安になりますよね。
特に赤ちゃんや幼児期は上手に自分の不調を伝えることができない。
親が判断するしかありません。
電話は保護者が困った時にいつでもかけて良いと思います。
例えば、
・夜から39度の熱が出たんだけど
・コケて頭を強く打ってしまって
・熱いお茶がこぼれて水膨れが出来てしまった
・指をドアに挟んでしまった
・さっきから何度も吐いている
病気やケガで心配な時は、電話してみましょう。
医師の負担軽減から保護者の安心感へ
近年は、核家族化が進み、身近に子どもの急変を相談出来る人が居ない場合が多くなっています。
夫婦で初めての子育てともなると、それは本当に心配だと思います。
そんな時、親はすぐに救急病院に行くことが多いようです。
実は、この電話相談事業は元々救急医の負担削減を目的として小児科医の先生たちにより始まりました。
広島県で平成14年(2002年)に厚生労働省のモデル事業としてスタート。
その後全国事業として展開されています。
周知が進むにつれて相談件数も増えてきた一方で、話し中でかからない(ビジ―状態)も問題になってきました。
我が家も数回利用したことがあるのですが、3回ビジーが続くと、そのまま病院に行こうかな(焦)・・・という気持ちに。
広島県の事例では、インフルエンザ等で電話が集中する季節は回線を増やすなど、サービスを拡充させています。
また、当時は18時から23時頃までで電話相談時間が夜までだったのですが、
平成24年頃からは、夕方から翌朝8時までの体制に変わっていきました。
その中には保護者の安心感を感じられるものが多くありました。
当初医師の負担減のため始まった事業ですが、今では保護者に寄り添い安心を与えてくれるシステムにもなっています。
電話をかけた後の流れ
では、実際に#8000に電話をかけると、どのような対応が行われるのでしょうか。
110番、119番など、いざという時の電話番号は、かける際に少し勇気がいりますよね。
#8000について電話をかけた後の流れを知っておくことで、
子どもの急変時にすぐに対応出来るイメージを持っておきましょう。
まず電話をかけると自動音声が流れます。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”自動音声”] こちらは、広島県小児救急電話相談です。夜間の子どもの急な病気やケガで、すぐ受診させた方が良いのか、翌朝まで待ってもいいのか判断に迷った場合などのご相談に看護師が対応しています。あくまで、電話相談ですのでご相談には限界があることをご了承ください。電話がつながりましたら、お住まいの市区町名、お子様の年齢・性別と症状をお話しください。転送しています。しばらくお待ちください。※広島県の場合 [/speech_bubble]
子どもの怪我や病気の急変は親としてはかなり焦りますよね。
ここで一息ついて、話す内容を頭の中で整理しておきましょう。
その後、小児救急医療相談窓口へ転送されて、看護師が対応してくれます。
また、医師の相談が必要な場合、小児科医が対応します。
↓
・119番するよう勧める
・病院に行くように勧める
・一晩様子をみて翌日受診するよう勧める
・様子をみてなにかあれば病院に行くように進める
話を聞いた上で、助言してもらうことができます。
あくまでも電話による相談なので限界はあります。
その後もしっかりお子さんの様子を見ながら最終的には親の判断が必要です。
まとめ
夫の帰りが遅く、ママが一人で子どもを見ている時。
最近では共働きにより、入れ替わりでママが夜パートに出掛けるということも珍しくありません。そんなパパが一人で子どもをみている時。
夫婦で子育てが初めてで不慣れた時期。
孫を預かっている時。
専門家に相談できることは安心に繋がります。
嘔吐下痢、インフルエンザ、風邪が流行る時期は相談件数が急増します。
電話回線が増えていても対応には限界があります。
話している間、他の方は待ち状態になります。
出来るだけ簡潔に症状を伝えて、助言をもらうことで、多くの方が利用できる環境をみんなで作り上げていけるといいですね!
#8000はパパママの強い味方なので、是非覚えておいてください。
また、救急関係では「こどもの救急」WEBシステムもあります。
こちらはネット上で症状をクリックして進んでいくと、
受診するべきかどうかの判断を助言してくれるシステムです。
合わせて覚えておくと何かあった時の対応の手助けになります。