こんにちは。主夫パパYoshi(@BentoSamurai)です。
広島県で有名な食材と言えば、牡蠣(カキ)があります。
秋から春にかけて当たり前のようにスーパーに並んでおり、県民には馴染み深い食材です。
広島県の牡蠣は水揚げ量がダントツで日本一(シェア率6割以上)だそうです。
冬場は鍋に入れても焼いても、生でもミルキーで美味しいですよね!
実は牡蠣は美味しいだけではなく、水質浄化作用もすごいようで、今回は牡蠣の学習に行ってきました。
[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”b.jpg” name=”主夫パパyoshi”] 牡蠣打ち職人の手際が凄かった![/speech_bubble]
牡蠣打ち作業
早速宮島にフェリーで渡り、牡蠣について学んでみましょう。
普段スーパーに並ぶ牡蠣は袋に詰められており殻をむかれた状態が一般的です。
牡蠣打ち(かきの身を取り出す作業)は機械ではなく、打ち子さんにより人の手で行われています。
1つの牡蠣の身を取り出すのに、5~10秒くらい。
とてつもなく早い勢いで打っていました。
こちらの水産所では、牡蠣の身をバケツに入れた後、殻を筒の中に捨てていきます。
するとコンベアを通って牡蠣の殻が外に次々と溜められていました。
牡蠣打ちの体験もしましたが、1つ身を取り出すのに、1~2分はかかりました・・・
さらに身が傷ついている状態。
打ち子さんの熟練した凄さを感じました。
牡蠣の浄化能力実験
瀬戸内海では多くの牡蠣いかだが浮いていますが、水中はこんな感じになっています。
宮島水族館「みやじマリン」でみることができます。
牡蠣には海水を浄化する能力があり、その実験を見学しました。
米のとぎ汁などで同程度濁らせた水槽の片方に牡蠣を入れておきます。
2時間後・・・
たった2時間でここまで綺麗に浄化されていました。
瀬戸内海の穏やかな海、太田川からの豊富な栄養分、牡蠣にとって広島の海は過ごしやすい環境なのかもしれませんね!
生食用と加熱用牡蠣の違い
スーパーに売られている牡蠣の袋には、「生食用」「加熱用」と書かれています。
僕は、鮮度で「生」か「加熱」が決まるものだと思っていました。
[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”b.jpg” name=”主夫パパyoshi”] 出荷したばかり新鮮だから生で食べれるんだろうな~[/speech_bubble]
生食用と、加熱用の違いは、「鮮度」ではなく「育った海域の違い」です。
先ほどの実験にもあるように、牡蠣は海水を多く浄化します。
瀬戸内海は太田川などから豊富な栄養分が届く一方で、生活排水などもあります。
いくら新鮮でも、殺菌が多く含まれると食中毒の恐れがあるため加熱が必要なんですね。
まとめ
今回の実験で、牡蠣の浄化能力には驚かされました!!
実は今まで、生食用の牡蠣を買っても加熱して食べていました(汗)
それは、鮮度が生と加熱の差だと思っていたからです。
生食と加熱の違いが海域の違いということを知り、これからは生食用は生で食べようと思います。
身の大きさや育ちは加熱用の方がしっかりしているようですが、
生食用の「ぷるん、ちゅるん!」って食感がたまらないですからね!
間違えても、加熱用を生で食べないように気をつけてくださいね。